虎のタイソン
6 デリック・ホワイト
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今年のタイガースを象徴する選手の一人で あることは誰もが認めるところ。 2月のキャンプの時にテスト入団。 入団当時、4番を打つとは誰が想像していただろう。 それどころか1軍レギュラーの座すら無理かな?と 思っていたほど。 |
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その容姿からかの悪名高きマイクタイソンになぞらえて 「虎のタイソン」と呼ばれる。 本人はこの呼び名にはやや不満。(誰だって嫌かも。。。) しかしホワイトは本当に優しい(笑) サイン色紙を持っている子供を見つけて 自分からサインしにいったものの 「赤星さんのが欲しい」と断られ、シュンとしたことも あったというエピソードがあるほど。ナイスガイです。 |
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ぷろふぃ〜る 1969年10月12日生まれの32歳。米国出身。 オクラホマ大からエクスポズ− タイガース−カブス−ロッキーズー1999年アイオワ・カブス(AAA)、2000年ロッテ・ジャイアンツ(韓国)、2001年セントポール・セインツ(独立ノーザンリーグ)、モントレー・サルタンズ、ラレド・オウルス(メキシカンリーグ)、ウインターリーグはマサラントン(メキシコ) を経て今季から阪神へ。 右投右打。185センチ、102キロ。 色んな所を渡り歩いている苦労人としても 知られています。 契約金1000万円、年俸2000万円、1年契約。
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阪神・星野仙一監督が高知・安芸キャンプの2月17日入団テストに訪れたデリック・ホワイト外野手に“及第点”を与えた。
あのマイク・タイソンに生き写しで、すでに「顔は合格」。 オレ流調整の助っ投や外野陣の刺激剤に、任務は重い。20日にも合否が決まるが、本家顔負けの『暴走』に期待は高まる。 これは怖い。あのバースを超える最強の助っ人?が安芸に現れた。 「田淵と和田とオマリーが評価を下す。顔は合格やな。怖い?何を言うとるんや。かわいい味のある顔やないか」 「よくマイク・タイソンに間違われますが、そうではありません」 「面白い存在だな。あとは外国人選手や外野陣がどう思うかやな」 この日もカーライル、ムーア、バルデスの3人はノースロー。エンジン全開の兆しも見えない。 運命の入団テスト ホワイトの入団決定は、即戦力は幾らでも欲しい事情からして“採用して損はない”と判断したのだろう。 テスト中のフリー打撃を見ると、ストレート系に対して左中間から左翼にライナー性の打球が飛ぶ。 投手側から見て、甘い高めは一発もっていかれる怖さを感じるが、ホワイトの加入はアリアスを刺激する効果も考えられる。 度肝を抜くアーチをかけたわけでも、痛烈な打球を飛ばしたわけでもない。合否の決め手は1つの“四球”だった。 「(カウント)2−3からも、その前からそう。ノブ(星野)のみんな(の体)が前に出る変化球に止まっただろ」 星野監督が強調したその一瞬は、いきなりの第1打席にやってきた。 「自分の打撃に集中していた。ボールを見て、強く叩くことしか考えてなかった。 ほんの10分前に合格の知らせを耳にしたばかりのホワイトは、照れながらインタビューを受けた。 なんと、広沢からもらったマスコットバットで打席に立っていた。 「マイク・タイソン? ボクはそんなに似ているとは思ってないんだけど。チームが勝ち続けているときは、そう呼んでもらってもいいよ」 正式契約は後日になるが、虎のタイソンがついに誕生。ビザを取得すれば、 「化けそうな感じがするな。(外国人としては)珍しくうまいわ |
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バット1本あればとこでも行く そんなハングリーで前向きな態度が チーム全体にいい雰囲気を与えています。 今後は6番あたりの打順で対戦相手の投手に プレッシャーを与える存在になってもらえたら。。。(笑) 猛虎選手名鑑第1回「デリック・ホワイト」 |