未来の大砲
44 関本健太郎
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遊撃手の定位置は誰が? 熾烈なレギュラー争いを続けるタイガースにあって 注目のポジションである。 秀太、藤本、沖原。 開幕から交代で出場していたが 5月8日期待の関本が遂に1軍昇格、同時に スターティングメンバーとして出場。 他の3人より守備力では劣るが 2軍の首位打者として打での活躍を期待される。 2軍行きを島野ヘッドから宣告された 沖原は涙を流して聞いていたそうである。 きっとこのままでは終わらないという 決意の現れだと思いたい。 藤本もバッティングホームの修正を始めた。 さらなる競争はすでに始まっている。 |
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◆関本健太郎(せきもと・けんたろう) ◆入団 ◆出身 ◆今季成績 ◆秘蔵っ子 ◆1軍成績 ◆サイズ ◆新婚 |
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◆浜中と同期 97年のドラフト2位で天理高から阪神入団。 ◆結婚しても寮生 今年3月3日に恵夫人(22)と入籍。 ◆右肩痛克服 右肩を痛めて昨季中に手術を決断。 |
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開幕からファームの4番を打つのが、 『未完の大器』こと6年目の関本健太郎内野手(23歳)だ。 非凡な打撃センスで同期の濱中選手と激しい出世争いを繰り広げてきたが、 相次ぐ故障禍に見舞われ悔しい思いは数知れない。 しかし、昨年5月に手術した右肩の不安も解消されて、 ようやく大輪の花が開こうとしている。 4月7日の広島戦(鳴尾浜)では、 6回裏の第3打席で遊撃強襲安打を放って、 開幕8試合連続安打を達成。 7回には右翼線にタイムリー二塁打を打つなど主軸として文句無しの内容だ。 「毎日ベストを尽くそうとしているだけです。 そりゃ、(連続ヒットは)嬉しいですけどね。 ボールに対して強くスイングしてつぶす、 というイメージでやってます。」と、答えてくれた。 一軍昇格について訊くと一瞬 顔色が変わり、 「そうですね、そうなるように頑張ります。」と、 きっぱりとした口調で話した。 本当に今年に賭けている気迫が伝わってきた。 背番号も、64から44に変わった。 『阪神の44』は言うまでもなく特別な数字である。 また、3月3日には大阪府のOL・玉井恵さん(22)と入籍。 新たに家庭を持ったことも一つの決意の表れに違いない。 今季8試合で 33打数13安打4打点.394の数字が何よりも雄弁である。 天理高時代から彼を応援するファンも多いと聞く。 鳴尾浜名物の『健太郎コール』を、 早く甲子園球場に連れてきてほしい。 (ファーム記事より) |
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2番打者というより、5、6番に固定出来たら 厚みのある打線が完成されますがライバル多し(笑) ガンバレ!関本! 猛虎選手名鑑第2回「関本健太郎」 |